小矢部[市](読み)おやべ

百科事典マイペディア 「小矢部[市]」の意味・わかりやすい解説

小矢部[市]【おやべ】

富山県西部の市。1962年市制。小矢部川上流の砺波(となみ)平野西部を占める。中心の石動(いするぎ)は北陸街道宿場町,小矢部川の河港として発達。あいの風とやま鉄道,北陸自動車道が通じ,砺波市との境付近で1992年東海北陸自動車道が分岐して,南隣の福光町(現・南砺市)まで開通した。米を主産,林業も営み紡織,ゴム,化学,製紙窯業なども行われる。南部の津沢は砺波平野の米積出港であった。倶利伽羅(くりから)峠がある。また〈メルヘン建築の町〉として知られ,ニコライ堂,東京駅など,世界の有名な建物をモデルにした学校,公民館などの公共施設が多い。134.07km2。3万2067人(2010)。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android