小藩(読み)しょうはん

精選版 日本国語大辞典 「小藩」の意味・読み・例文・類語

しょう‐はん セウ‥【小藩】

〘名〙 領地石高の少ない藩。明治元年一八六八)に祿高諸藩を三等に区別したときは、一万石以上一〇万石未満のものを呼び、同三年に改めて、五万石未満の藩とした。
※入江杉蔵宛吉田松陰書簡‐安政六年(1859)一月二三日「小藩にて家中殊に少なく、旅役等も毎々いたす故」

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デジタル大辞泉 「小藩」の意味・読み・例文・類語

しょう‐はん〔セウ‐〕【小藩】

領地の石高の少ない藩。
慶応4年(1868)禄高で諸藩を3区分したうちの、1万石以上9万石未満の藩。明治3年(1870)に改めて5万石未満とした。→大藩中藩

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