小酌(読み)ショウシャク

デジタル大辞泉 「小酌」の意味・読み・例文・類語

しょう‐しゃく〔セウ‐〕【小酌】

[名](スル)
小人数宴会小宴
「花の大紳士と三つがなえになって―を催していた」〈魯庵破垣
少し酒を飲むこと。軽く一杯やること。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「小酌」の意味・読み・例文・類語

しょう‐しゃく セウ‥【小酌】

〘名〙
① 小人数のさかもり。ちょっとした酒宴。小宴。
※破垣(1901)〈内田魯庵〉四「会主男爵と老伯爵とが現れて〈略〉小酌(セウシャク)を催ふしてゐた」 〔本事詩‐徴異〕
② ちょっと酒を飲むこと。軽く一杯やること。一酌。
※柳湾漁唱‐一集(1821)生日作「聊将小酌初度、黄鳥簾前時送声」
※伊沢蘭軒(1916‐17)〈森鴎外二八「少酌(セウシャク)相手をしたと見える」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

普及版 字通 「小酌」の読み・字形・画数・意味

【小酌】しよう(せう)しやく

小宴。〔本事詩、微異〕時に白(居易)書、京に在り、名輩と恩(寺)にび、下に小す。詩を爲(つく)りて元()に寄せて曰く、~忽ちふ、故人天際に去るを を計るに、今日梁州に到らんと。時に元、果して襃べり。

字通「小」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android