小野阿通(読み)おののおつう

世界大百科事典(旧版)内の小野阿通の言及

【小野お通】より

…浄瑠璃の起源となった《浄瑠璃物語(十二段草子)》の作者といわれる女性。阿通,於通とも記される。近世になって浄瑠璃が盛んになるにつれて,浄瑠璃の起源についてのいろいろな説が生まれ,その作者についても当時の権力者に近い実在の才女にあてようとする説が作り上げられた。お通は織田信長,あるいは豊臣秀吉の御台政所(淀君とも)の侍女で,才女のほまれ高く,主君の命により,紫式部にならって《浄瑠璃物語》を作ったという。…

※「小野阿通」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android