小食(読み)しょうじき

精選版 日本国語大辞典 「小食」の意味・読み・例文・類語

しょう‐じき セウ‥【小食】

〘名〙 (「じき」は「食」の呉音)
仏語禅家で、粥(かゆ)のこと。点心。〔書言字考節用集(1717)〕 〔輟畊録‐巻十七・点心〕
※高野本平家(13C前)八「猫殿は小食(セウジキ)におはしけるや」

こ‐しょく【小食】

〘名〙
① 食べる量が少ないこと。こぐい。しょうしょく。
間食

こ‐ぐい ‥ぐひ【小食】

〘名〙 (形動) 少ししか食べないこと。また、そのさま。少食。また、すこしずつ食べること。

こ‐ばみ【小食】

〘名〙 少ししか食べないこと。こしょく。しょうしょく。〔日葡辞書(1603‐04)〕

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デジタル大辞泉 「小食」の意味・読み・例文・類語

しょう‐しょく〔セウ‐〕【小食/少食】

[名・形動]食べる分量が少ないこと。また、そのさま。こしょく。「からだに似合わず―な人」「―家」⇔大食
[類語]節食欠食絶食断食不食食が細い食が細る

しょう‐じき〔セウ‐〕【小食】

[名・形動]
しょうしょく(小食)」に同じ。
「―ナ人」〈日葡
禅宗で、かゆのこと。点心。〈書言字考節用集〉

こ‐しょく【小食】

食べる量の少ないこと。しょうしょく。
間食。

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普及版 字通 「小食」の読み・字形・画数・意味

【小食】しようしよく

間食。

字通「小」の項目を見る

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世界大百科事典(旧版)内の小食の言及

【飲茶】より

…甘いものは甜点,塩味のものは鹹点といい,種類は1000以上にも及ぶ。日本式のお茶うけにあたるものにラッカセイ,瓜子(スイカやカボチャの種),甘栗,干果物や蜜漬の果物などがあるが,これは小食という。点心は軽食であり,小食はおつまみといえる。…

※「小食」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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