尚尚書(読み)ナオナオガキ

デジタル大辞泉 「尚尚書」の意味・読み・例文・類語

なおなお‐がき〔なほなほ‐〕【尚書(き)】

手紙で、本文のあとに書き添える文。「尚々」の語で書き始めるところからいう。追而おって書き。二伸追伸

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「尚尚書」の意味・読み・例文・類語

なおなお‐がき なほなほ‥【尚尚書】

〘名〙
① 手紙などで、本文に書き落とした事柄を後から書き加えること。また、その文章宛名の後ろに、一字半ぶんだけ下げて書き、また、行間や本文の前に書くこともある。候文の手紙で、「尚々(なおなお)」と最初に書いたところからいう。追書(おってがき)。追伸。二伸。〔ロドリゲス日本大文典(1604‐08)〕
② (①がつけたしに書かれるところから) つけたし。つけたり。物事のついで。
※雑俳・柳多留拾遺(1801)巻一四上「角町(すみちゃう)はなをなを書に見物し」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android