就く(読み)ツク

デジタル大辞泉 「就く」の意味・読み・例文・類語

つ・く【就く】

[動カ五(四)]《「付く」と同語源》

㋐(「即く」とも書く)ある地位に身を置く。特に、即位する。「王座に―・く」
㋑ある役職に身を置く。また、就職する。「管理職に―・く」「販売の仕事に―・く」
みずからある動作を始める。「帰路に―・く」「眠りに―・く」
選んで、それに従う。「やすきに―・く」「師に―・く」
(「…につき」「…につきて」「…について」の形で用いる)
㋐ある物事に関して。…にちなんで。「会社設立に―・いて会合を開く」「この件に―・き御意見を」
㋑(「…につき」の形で)…であるから。…のために。「喪中に―・き年賀を御遠慮します」
[可能]つける
[動カ下二]つ(就)ける」の文語形
[下接句]華を去り実に就く官途に就く・位にく・しょ・ちょに就く小を捨てて大に就く小異を捨てて大同に就く途に就くとこに就く鳥屋とやに就くばくに就く水の低きに就くがごと
[類語]働く勤める労働する活動する作業する勤労する従事する就労する実働する勤務する執務する服務する勤続する

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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