尻も結ばぬ糸（読み）シリモムスバヌイト

デジタル大辞泉「尻も結ばぬ糸」の意味・読み・例文・類語

《端を結ばない縫い糸の意から》締めくくりがないこと、しまりのないことのたとえ。

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(玉どめのしてない縫糸の意から)

① 物事のしまりのないこと、しめくくりのないことのたとえ。

※俳諧・犬子集（1633）二「ほころぶや尻もむすはぬ糸桜〈親重〉」

② 言ったあとからすぐばれてしまううそ。隠し事がつつぬけになること。

※浮世草子・俗つれづれ（1695）四「尻(シリ)もむすばぬ糸(イト)をいやるなそれは跡へぬけ事といへば」

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