尻弱(読み)しりよわ

精選版 日本国語大辞典 「尻弱」の意味・読み・例文・類語

しり‐よわ【尻弱】

〘名〙 (形動)
気力などが、後になるにしたがって衰え、弱くなること。また、そのさま。
河海抄(1362頃)一二「のちよはくなる心歟、俗にしりよはといふなり」
② 気が弱いこと。度胸がすわってないこと。また、そのさま。
仮名草子浮世物語(1665頃)三「理屈をこね、根性骨道礼なく、底意地穢く、尻(シリ)よはに憶病也」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「尻弱」の意味・読み・例文・類語

しり‐よわ【尻弱】

[名・形動ナリ]気が弱いこと。また、そのさま。
「理屈をこね、根性骨道礼みちれなく、底意地きたなく、―に臆病なり」〈仮・浮世物語・三〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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