届く(読み)トドク

デジタル大辞泉 「届く」の意味・読み・例文・類語

とど・く【届く】

[動カ五(四)]
ある所にまで至りつく。達する。及ぶ。「四十に手が―・く」「遠くまで―・く声」
送った品物郵便物相手の所に着く。「母から便りが―・く」「贈り物が―・く」
注意などが十分に行きわたる。行き届く。「親の目が―・く」「細かいところまで神経が―・く」
願い事がかなう。気持ちが通じる。「祈りが―・く」「誠意が―・く」
[動カ下二]とどける」の文語形
[類語]着く至る立ち至る辿り着く

とず・く〔とづく〕【届く】

[動カ四]とどく」に同じ。
「海は艫櫂ろかいの―・かん程せめゆくべし」〈平家一一
[動カ下二]とどける」に同じ。
形見を―・くる音づれは」〈謡・柏崎

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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