山中和紙(読み)さんちゅうわし

事典 日本の地域ブランド・名産品 「山中和紙」の解説

山中和紙[紙工芸・和紙]
さんちゅうわし

東海地方岐阜県地域ブランド
飛騨市で製作されている。飛騨の豪雪地で始まったこの紙漉きは、およそ800年前にこうぞの雪ざらしという独特の手法でつくられ始めた。冷たい水や雪のなかで楮をさらして自然漂白させる。薄白・長高紙・丈高紙・端不切・傘紙などの種類がある。岐阜県郷土工芸品。

出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報

デジタル大辞泉プラス 「山中和紙」の解説

山中和紙

岐阜県飛騨市河合町で生産される和紙原料コウゾ製造起源は古く、鎌倉時代に遡るとされる。「山中(さんちゅう)」の名は、飛騨紙の中でも特に山奥で生産されていたことによるといわれている。

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