山崎家治(読み)やまざき いえはる

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「山崎家治」の解説

山崎家治 やまざき-いえはる

1594-1648 江戸時代前期の大名
文禄(ぶんろく)3年生まれ。山崎家盛の子。慶長19年因幡(いなば)(鳥取県)若桜(わかさ)藩主山崎家2代。元和(げんな)3年備中(びっちゅう)(岡山県)成羽(なりは)藩主となり,大坂城石垣修築肥後(熊本県)富岡転封(てんぽう)ののち,寛永18年讃岐(さぬき)(香川県)丸亀藩主山崎家初代となる。5万3000石。築城城下町の整備,溜め池の築造につくした。慶安元年3月17日死去。55歳。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の山崎家治の言及

【備中国】より

… 1615年に立藩した岡田藩は,下道郡岡田(吉備郡真備町)に居所をもつ1万石の外様極小藩で,初代藩主は伊東長実で以後10代256年在封した。17年山崎家治が3万石を領して川上郡成羽(なりわ)に陣屋をもって立藩した成羽藩は外様小藩。家治は間もなく移封し39年(寛永16)水谷勝隆が5万石を領して入封したが,42年備中松山に移ったので廃藩となった。…

※「山崎家治」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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