山本孝(2)(読み)やまもと たかし

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「山本孝(2)」の解説

山本孝(2) やまもと-たかし

1936-2012 昭和後期-平成時代の能楽大鼓(おおつづみ)方。
昭和11年9月18日生まれ。大倉流。父の山本敬一郎(大倉流)および亀井俊雄(葛野(かどの)流)に大鼓を学ぶ。昭和25年「舞囃子・屋島」で初舞台。53年日本能楽会会員(重要無形文化財総合指定保持者)。平成7年「半蔀(はじとみ)」で大阪文化祭賞。13年観世寿夫記念法政大学能楽賞。23年卓越した演技による近年の舞台成果及び後進の指導など能楽の振興発展に尽くした業績にたいし芸術院賞。日本能楽会理事をつとめた。平成24年10月9日死去。76歳。大阪府出身。伊丹高中退。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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