山種証券[株](読み)やまたねしょうけん

百科事典マイペディア 「山種証券[株]」の意味・わかりやすい解説

山種証券[株]【やまたねしょうけん】

元準大手証券の一角を占め,山種グループの中核企業だった。1933年山崎種二が証券業創業。1944年証券会社4社を吸収合併し,現社名に改称。一族色の濃い独立系証券会社としてユニークな相場観・経営方針を掲げ兜町を席捲したが,バブル破綻後業績が悪化。1993年さくら銀行から社長を迎え経営再建にあたった。リテール部門に強い。2000年4月に神栄石野証券と合併し,さくらフレンド証券となり,2003年4月明光ナショナル証券と合併し,SMBCフレンド証券となった。三井住友銀行と共同店舗化を進めている。
→関連項目さくらフレンド証券[株]

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