山端(読み)やまはな

精選版 日本国語大辞典 「山端」の意味・読み・例文・類語

やま‐はな【山端】

〘名〙 (「やまばな」とも) 山のはし。山の突き出た部分。〔塵芥(1510‐50頃)〕

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日本歴史地名大系 「山端」の解説

山端
やまばな

[現在地名]左京区山端〈壱町田いつちようだ町・大君おおきみ町・大塚おおつか町・川岸かわぎし町・川端かわばた町・川原かわはら町・大城田だいじようでん町・たきはな町・はしもと町・森本もりもと町・やなぎつぼ町〉

修学院しゆがくいん村内の西に位置し、高野たかの川の堤に沿った若狭街道大原朽木越くつきごえ)沿いの街村。八瀬やせ・大原の入口にあたり、山鼻・山嘴とも記す。寛文二年(一六六二)の新板平安城東西南北町並洛外之図に「山はな」の集落名がみえ、天和二年(一六八二)の黒川道祐「北肉魚山行記」には「山鼻村ニ至ル、凡ソ此辺ノ七郷ハ天皇祭ニテ三月五日也」と記される。

宝暦四年(一七五四)の「山城名跡巡行志」に「在松崎高野、松ケ崎村出戸、大原街道茶店数家」とあり、松ヶ崎村の出戸として、街道に沿う茶店経営に始まったことが知れる。

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普及版 字通 「山端」の読み・字形・画数・意味

【山端】さんたん

山の端。

字通「山」の項目を見る

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世界大百科事典(旧版)内の山端の言及

【高野川】より

…淀川水系の一つで,京都市左京区を流れる川。左京区大原小出石(こでいし)町の山中に源を発し,大原・八瀬地区を貫流して岩倉川を合し,山端(やまばな)で京都盆地に入り,南西に流れて出町柳で賀茂川に合流し,鴨川となる。延長約20km,流域面積67km2。…

※「山端」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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