山蛭(読み)やまびる

精選版 日本国語大辞典 「山蛭」の意味・読み・例文・類語

やま‐びる【山蛭】

〘名〙 環形動物ヤマビル科の陸生ヒル本州以南の各地に分布する。体はやや縮んだ状態で、約二センチメートルの徳利形。体色黄褐色暗色の縦すじがあり、前後端に一個ずつ吸盤を備える。山地茂みにすみ、人畜に吸着して血を吸う。《季・夏》 〔新札往来(1367)〕

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デジタル大辞泉 「山蛭」の意味・読み・例文・類語

やま‐びる【山×蛭】

ヤマビル科のヒル。全長2、3センチ。体は平たい円柱状で茶褐色背面に3本の縦縞がある。本州・四国九州山間湿地に多く、人間や獣から血を吸う。かさびる。 夏》

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動植物名よみかた辞典 普及版 「山蛭」の解説

山蛭 (ヤマビル)

学名Haemadipsa zeylanica japonica
動物。ヤマビル科の亜陸生動物

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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