山鶏（読み）さんけい

精選版 日本国語大辞典

さん‐けい【山鶏】

〘名〙

① 鳥「やまどり（山鳥）」の異名。

※経国集（827）一三・山夜〈嵯峨天皇〉「移_レ居今夜薜蘿眠、夢裡山鶏報_二暁天_一」

② キジ科の鳥。翼長は二五センチメートルほどで、尾羽が長い。雄は頭にある冠毛・背面・尾羽が純白色、顔の裸出部は深紅色で、その他は紫黒色を呈しているが、翼の肩の部分は赤い。雌は全体に褐色で一面にＶ字形のまだらがある。台湾の特産種で標高一〇〇〇メートル以上の高山の森林にすむ。

出典　精選版 日本国語大辞典

デジタル大辞泉

さん‐けい【山鶏】

キジ科の鳥。キジよりやや小形。雄は青紫・白・赤色の羽をもち、雌は茶色。脚と顔は赤い。台湾の特産。

出典　小学館

動植物名よみかた辞典　普及版

山鶏 (サンケイ)

学名：Lophura swinhoii
動物。キジ科の鳥

出典　日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典　普及版」