岐阜[市](読み)ぎふ

百科事典マイペディア 「岐阜[市]」の意味・わかりやすい解説

岐阜[市]【ぎふ】

岐阜県南部,濃尾平野北部の市。1889年市制。県庁所在地。中心市街は古く井ノ口と称し,戦国時代斎藤道三長良(ながら)川左岸の金華山に築城して城下町が造られた。1567年織田信長の入城後井ノ口を岐阜と改称,以後城下町,商業町として発展した。各務原(かかみがはら)市との境に東海北陸自動車道岐阜各務原インターチェンジ入口があり,東海道本線,名鉄各線が通じ,高山本線の起点をなす。紡織の大工場が多く,市の製造品出荷額の約15%(2003)を占めており,岐阜駅前の問屋街で既製服の取引が活発。岐阜ちょうちん,和傘(わがさ),うちわは古くからの特産物。岐阜(稲葉城跡に岐阜公園があり,長良川では鵜飼いが行われる。名和昆虫博物館がある。2006年1月羽島郡柳津町を編入。203.60km2。41万3136人(2010)。
→関連項目小川市加納加納市加納藩岐阜[県]岐阜城岐阜大学瑞穂[市]山県[市]

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