岡部長景(読み)おかべながかげ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「岡部長景」の意味・わかりやすい解説

岡部長景
おかべながかげ

[生]1884.8.28. 大阪
[没]1970.5.30. 東京
政治家。東京帝国大学卒業後,外務省文化事業部長,内相秘書官長などを歴任貴族院議員勅選された。研究会官僚派に属し大政翼賛会,翼政会総務をつとめ,1943年東条英機内閣の文相となった。第2次世界大戦後A級戦犯容疑で逮捕された。釈放後国立近代美術館館長,国際文化振興会理事長などをつとめた。朝日新聞社社主であった村山長挙実弟

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「岡部長景」の解説

岡部長景 おかべ-ながかげ

1884-1970 大正-昭和時代の官僚,政治家。
明治17年8月28日生まれ。岡部長職(ながもと)の長男。村山長挙(ながたか)の兄。外務省にはいり,亜細亜局文化事業部長,内大臣秘書官長などをへて昭和5年貴族院議員。18年東条内閣の文相となり,学徒動員,勤労動員をすすめた。27年国立近代美術館長。昭和45年5月30日死去。85歳。東京出身。東京帝大卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android