岩塩壁(読み)がんえんへき

世界大百科事典(旧版)内の岩塩壁の言及

【ダイアピル】より

…特にメキシコ湾地域のものは油田の形成と関係して重要な構造となっている。岩塩ドームの外形は,成長の初期段階を示す岩塩枕salt pillowといわれるものから,きのこ状に成長した岩塩プラグsalt plugや,長くつらなった岩塩壁salt wallなど多様なものがあり,その内部は岩塩の塑性流動の結果,きわめて複雑な構造となっている。岩塩ドーム以外のダイアピルとしては,ケツ岩ダイアピルshale diapir,花コウ岩ダイアピルgranite diapir,片麻岩ドームgneiss domeなどがあり,いずれも地殻中に発生する密度の逆転によって形成されるものと考えられている。…

※「岩塩壁」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android