岩屋(矢倉)(読み)いわや

世界大百科事典(旧版)内の岩屋(矢倉)の言及

【矢倉】より

…日本の中世に納骨や供養を目的とするため,山腹に掘り込まれた岩穴。〈やぐら〉という呼称は,中世の文献には岩屋,岩殿,岩屋殿などの名で呼ばれているものが相当すると思われ,近世になって矢倉,谷倉,窟,巌窟などの字をあてている。鎌倉を取り巻く丘陵にはきわめて多く存在するが,鎌倉を離れるとその分布は粗となり,地域的特色をもつ。…

※「岩屋(矢倉)」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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