岩戸(読み)イワト

デジタル大辞泉 「岩戸」の意味・読み・例文・類語

いわ‐と〔いは‐〕【岩戸/石戸】

岩屋入り口の堅固な岩の戸。
「天の原―を開き」〈・一六七〉
古代墳墓の入り口の戸。
「―割る手力たぢからもがも手弱きをみなにしあればすべの知らなく」〈・四一九〉

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「岩戸」の意味・わかりやすい解説

岩戸
いわと

宮崎県北西部、西臼杵(にしうすき)郡高千穂町(たかちほちょう)の一地区。旧岩戸村。五ヶ瀬(ごかせ)川の支流岩戸川が南流し、険しい峡谷をなす。天岩戸神社(あまのいわとじんじゃ)があり天照大神(あまてらすおおみかみ)を祀(まつ)る。秋季には地区ごとに岩戸神楽(かぐら)とよばれる夜(よ)神楽が催される。

[横山淳一]


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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「岩戸」の意味・わかりやすい解説

岩戸
いわと

宮崎県北西部,高千穂町の東部にある集落。旧村名。 1956年高千穂町と合体建国神話の地として知られ,アマテラスオオミカミをまつる天の岩戸神社がある。神社に伝わる岩戸神楽 (夜神楽) は重要無形民俗文化財に指定されている。付近に八百万 (やおよろず) の神々が神議 (かむはか) りをしたという天安河原がある。

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