世界大百科事典(旧版)内の岩谷川内窯の言及
【鍋島焼】より
…有田焼を支配下におさめる鍋島藩は,藩の誇るこの磁器窯をもとに,特別に設けた御用窯で精巧な磁器をつくらせ,将軍,大名,公家などへの献上品とした。明治初年の文献によると,1628年(寛永5)に初代藩主勝茂が岩谷川内(いわやごうち)窯を藩窯に指定したのにはじまり,61年(寛文1)南川良(なんがわら)に移り,75年(延宝3)には現在の伊万里市二本柳にある大川内(おおかわち)山に立地したと伝えている。しかしこの年次および窯の位置については検証されておらず,判然としていない。…
※「岩谷川内窯」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」