峭絶(読み)しょうぜつ

精選版 日本国語大辞典 「峭絶」の意味・読み・例文・類語

しょう‐ぜつ セウ‥【峭絶】

〘形動ナリ・タリ〙 山・崖(がけ)などがきりそいだように険しくそびえているさま。
江戸繁昌記(1832‐36)四「黿出で没するを、峭絶壁下に瞰る」 〔白居易‐双石詩〕

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デジタル大辞泉 「峭絶」の意味・読み・例文・類語

しょう‐ぜつ〔セウ‐〕【×峭絶】

[形動][文][ナリ]高く険しく切り立つさま。
四壁―なる断崖を成し」〈志賀重昂日本風景論
[名]非常に険しい山。
「直に潙山の―に行きて」〈正法眼蔵・行持・下〉
[類語]峻峭峻険険阻険峻急峻険しい険難要害天険険要険所峻抜峻岳峻峰峻嶺高峰高嶺奇峰

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普及版 字通 「峭絶」の読み・字形・画数・意味

【峭絶】しよう(せう)ぜつ

このうえなく険しい。〔水経注洛水東して一合塢の南を逕(す)ぐ。は川の北原上に在り、高さ二十、南北東三箱、天嶮峭なり。

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