島田啓三(読み)しまだ けいぞう

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「島田啓三」の解説

島田啓三 しまだ-けいぞう

1900-1973 昭和時代漫画家
明治33年5月3日生まれ。昭和8年より「少年倶楽部(クラブ)」に「冒険ダン吉」を連載,田河水泡の「のらくろ」とならんで大ヒットした。のち「東京日日新聞嘱託となり,「ネコ七先生」「半ちゃん捕物帖(とりものちょう)」などを連載。東京児童漫画会会長をつとめた。昭和48年2月11日死去。72歳。東京出身。川端画学校卒。本名は啓蔵。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「島田啓三」の意味・わかりやすい解説

島田啓三
しまだけいぞう

[生]1900.5.3. 東京
[没]1973.2.11. 東京
漫画家。 1934~39年『少年倶楽部』に連載した代表作冒険ダン吉』で知られる。この作品は第1次世界大戦後,南洋諸島が日本の委任統治領となり,南進論が盛上がった時代背景として人気を呼んだ。第2次世界大戦後の主要作品に『ネコ七先生』『ペンギン太郎』『カリ公の冒険』などがある。

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