巌窟王(読み)ガンクツオウ

デジタル大辞泉 「巌窟王」の意味・読み・例文・類語

がんくつおう〔ガンクツワウ〕【巌窟王】

黒岩涙香くろいわるいこう翻訳小説原作デュマの「モンテクリスト伯」。明治34年(1901)から明治35年(1902)にかけて発表

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「巌窟王」の意味・わかりやすい解説

巌窟王
がんくつおう

黒岩涙香(るいこう)がアレクサンドル・デュマ・ペールの『モンテ・クリスト伯』を翻案し、『史外史伝巌窟王』の訳題で『萬朝報(よろずちょうほう)』に連載(1901年3月18日~02年6月14日)したもの。無実の罪で幽閉された主人公団友太郎がじっと復讐(ふくしゅう)の機会を待つ姿を彷彿(ほうふつ)とさせる訳題、簡潔な訳文評判を得た。

富田 仁]

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デジタル大辞泉プラス 「巌窟王」の解説

巌窟王

日本のテレビアニメ。放映はテレビ朝日系列(2004年10月~2005年3月)。原作:アレクサンドル・デュマによる小説『モンテ・クリスト伯』。制作:GONZO。声の出演:中田譲治ほか。2005年、東京国際アニメフェアにてテレビ番組部門優秀作品賞受賞同年、第10回アニメーション神戸賞作品賞(テレビ部門)受賞。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「巌窟王」の意味・わかりやすい解説

巌窟王
がんくつおう

「モンテ=クリスト伯」のページをご覧ください。

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