川上不白(1)(読み)かわかみ ふはく

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「川上不白(1)」の解説

川上不白(1) かわかみ-ふはく

1719-1807 江戸時代中期-後期の茶人。
享保(きょうほう)4年3月3日生まれ。表千家7代千宗左にまなび,宗左の七事式の制定にくわわった。寛延3年江戸にいき,大名,武士,町人などに千家の茶を普及させ,江戸千家流の祖となる。俳諧(はいかい)にもすぐれた。文化4年10月4日死去。89歳。紀伊(きい)新宮(和歌山県)出身。名は尭達,新柳。別号に宗雪,孤峰,黙雷庵。著作に「不白筆記」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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