川並・川次(読み)かわなみ

精選版 日本国語大辞典 「川並・川次」の意味・読み・例文・類語

かわ‐なみ かは‥【川並・川次】

〘名〙
① 川の流れの様子。川のたたずまい。
万葉(8C後)六・九二三「吉野の宮は たたなづく 青垣隠り 河次(かはなみ)の 清き河内そ」
木場で、筏(いかだ)を操作する人夫。川並鳶(かわなみとび)
※慶長一九年濃州川なみ御材木改帳(1614)「参拾壱丁 ひくれ長六尺五寸〈略〉水谷九左衛門にわたし候へ共、不入由にて無御請取、于今川なみに御座候」
③ 「かわなみももひき(川並股引)」の略。〔随筆守貞漫稿(1837‐53)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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