川俣湖(読み)カワマタコ

デジタル大辞泉 「川俣湖」の意味・読み・例文・類語

かわまた‐こ〔かはまた‐〕【川俣湖】

栃木県北西部にある人造湖鬼怒川上流瀬戸合峡をせき止めて造られた。面積2.6平方キロメートル。昭和41年(1966)に完成した川俣ダム貯水池イワナコイニジマスなどが生息する。日光国立公園一部

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「川俣湖」の意味・わかりやすい解説

川俣湖
かわまたこ

栃木県日光市(にっこうし)の北西部、鬼怒(きぬ)川上流、馬坂(うまさか)沢との合流点付近にある人造堰止(せきとめ)湖。奥鬼怒の景勝地瀬戸合峡(せとあいきょう)の上流に設置された川俣ダムは、洪水調節灌漑(かんがい)、発電用の高さ117メートル、長さ131メートルのアーチ式コンクリートの多目的ダム。1966年(昭和41)完工。湖の造成により、低地にあった集落が南の湖畔、段丘面上に移転した。ニジマスなどが釣れ、毎年4月上旬に解禁される。1990年(平成2)湖畔に川俣湖温泉が発見された。近くに川俣温泉がある。東武鉄道鬼怒川温泉駅、野岩(やがん)鉄道川治(かわじ)温泉駅などから川俣大橋までバスが通じる。

[平山光衛]


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