川崎洋(読み)カワサキヒロシ

デジタル大辞泉 「川崎洋」の意味・読み・例文・類語

かわさき‐ひろし〔かはさき‐〕【川崎洋】

[1930~2004]詩人放送作家。東京の生まれ。詩誌への投稿のかたわら昭和28年(1953)茨木のり子らと「かい」を創刊。昭和32年(1957)から文筆活動に入る。詩やラジオドラマ執筆ほか方言収集にも注力した。詩集はくちよう」「ビスケットの空カン」、絵本それからのおにがしま」、随筆かがやく日本語の悪態」など。

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「川崎洋」の解説

川崎洋 かわさき-ひろし

1930-2004 昭和後期-平成時代の詩人,放送作家。
昭和5年1月26日生まれ。「母音」「詩学」に投稿し,昭和28年茨木のり子らと「櫂(かい)」を創刊。詩集「はくちよう」,放送詩劇「魚と走る時」などをかき,32年から放送台本を中心に文筆生活にはいる。62年詩集「ビスケットの空カン」で高見順賞。方言の採集などでも知られ,平成10年「日本方言詩集」「かがやく日本語の悪態」ほかで藤村記念歴程賞。放送作品で芸術選奨文部大臣賞など受賞多数。平成16年10月21日死去。74歳。東京出身。西南学院専門学校(現西南学院大)中退

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