川床(読み)かわゆか

精選版 日本国語大辞典 「川床」の意味・読み・例文・類語

かわ‐ゆか かは‥【川床】

〘名〙 納涼のために料理屋などの座敷から川面へつき出すようにして設けられた桟敷(さじき)。特に京都四条河原のものが有名。ゆかすずみ。すずみゆか。かわどこ。《季・夏》
※俳諧・千鳥掛(1712)下「川床や片尻かけて旅まくら知足〉 咄す間残せ鐘のみじか夜〈如泉〉」

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デジタル大辞泉 「川床」の意味・読み・例文・類語

かわ‐どこ〔かは‐〕【川床/河床】

川の流れる所の地盤川底となる地面河床かしょう
かわゆか」に同じ。
[類語]川原河川敷河床かしょう

かわ‐ゆか〔かは‐〕【川床】

納涼のため川の流れに張り出して設けた桟敷。多く、京都四条近辺の河原に設けるものをいう。かわどこ。ゆか。納涼床 夏》

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