川瀬 巴水(読み)カワセ ハスイ

20世紀日本人名事典 「川瀬 巴水」の解説

川瀬 巴水
カワセ ハスイ

大正・昭和期の版画家



生年
明治16(1883)年5月18日

没年
昭和32(1957)年11月7日

出生地
東京・芝

本名
川瀬 文治郎

経歴
日本画を鏑木清方に、洋画岡田三郎助に学び、日本画家となったが、大正7年伊東深水木版画にひかれ、新版画を唱える渡辺庄三郎の下で版画制作を始めた。以後風景版画一筋に全国を行脚し、処女作「塩原おかね路」から絶筆「平泉金色堂」まで500種以上の作品発表している。独自の叙情性を持つ風景版画は早くから欧米でも評価され、伊東深水、橋口五葉、吉田博などとともに新版画運動の代表的な作家の一人に数えられる。昭和28年文化財保護委員会から伝統的木版技術記録の保持者に選ばれた。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

367日誕生日大事典 「川瀬 巴水」の解説

川瀬 巴水 (かわせ はすい)

生年月日:1883年5月18日
大正時代;昭和時代の版画家
1957年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android