川田 寿(読み)カワダ ヒサシ

20世紀日本人名事典 「川田 寿」の解説

川田 寿
カワダ ヒサシ

昭和期の経済学者 大阪学院大学経済学部教授;元・慶応義塾大学教授。



生年
明治38(1905)年2月18日

没年
昭和54(1979)年7月5日

出生地
茨城県稲敷郡朝日村(現・阿見町)

学歴〔年〕
慶応大学経済学部3年中退,ペンシルベニア大学大学院経済科修士課程修了

経歴
在学中、社会科学研究会に加入野呂栄太郎の影響をうけて、学生社会科学連合会(学連)再建のため活動、昭和5年に検挙される。その後、米国に留学、ニューディール下における労使関係、労働組合運動を研究し、16年に帰国、世界経済調査会主事となる。17年“横浜事件”にまき込まれ再検挙。戦後、21年茨城県地労委会長、22年東京都地労委事務局長を歴任し、26年慶大講師となり、34年教授。46年定年退職ののち、48年から大阪学院大教授を務めた。主著に「アメリカ労働運動史」「労働運動の実例とその分析」「労使団体の賃金政策」など。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

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