川竹の流れの身(読み)かわたけのながれのみ

精選版 日本国語大辞典 「川竹の流れの身」の意味・読み・例文・類語

かわたけ【川竹】 の 流(なが)れの身(み)

(遊女などの定めない身の上の意の「流れの身」に枕詞「かわたけの(川竹━)」が付いたもの) 遊女などの定めない身の上。浮き川竹。流れの身。川竹の流れの女。川竹者。川竹。
※謡曲・班女(1435頃)「定めなき世といひながら、憂き節繁き川竹の流れの身こそ悲しけれ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「川竹の流れの身」の意味・読み・例文・類語

川竹かわたけながれの

浮き沈みして定めない遊女の身の上。
「憂き節繁き―こそ悲しけれ」〈謡・班女

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