巡察使[日本](読み)じゅんさつし[にほん]

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「巡察使[日本]」の意味・わかりやすい解説

巡察使[日本]
じゅんさつし[にほん]

古代諸国を巡察して,国郡司の治政調査にあたった官。持統8 (694) 年が初見。令制では太政官所属。天長7 (830) 年以後は所見がない。近代になって明治2 (1869) 年3月奥羽の治政巡察のため,奥羽民政巡察使を設置短期間に幾変遷を経て,同年7月按察使がおかれて廃止

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