左兵衛(読み)さひょうえ

精選版 日本国語大辞典 「左兵衛」の意味・読み・例文・類語

さ‐ひょうえ ‥ヒャウヱ【左兵衛】

〘名〙
左兵衛府に属する兵衛。兵衛は郡司の子弟、あるいは六位以下八位以上の者の嫡子中から強健で弓馬に長じた者を国内の三分の二の郡から采女と重複しないように選ぶ(軍防令兵衛条)。左右兵衛府に各四〇〇人所属する。
令義解(718)職員「左兵衛府〈右兵衛府准此〉督一人。〈掌挍兵衛。分配閤門。以時巡撿。車駕出入分衛前後。及左兵衛名帳。門籍事〉」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「左兵衛」の意味・読み・例文・類語

さ‐ひょうえ〔‐ヒヤウヱ〕【左兵衛】

左兵衛府。また、そこに属した武官。⇔右兵衛。→兵衛府

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android