左右無し(読み)ソウナシ

デジタル大辞泉 「左右無し」の意味・読み・例文・類語

そう‐な・し〔サウ‐〕【左右無し】

[形ク]《「左右」はあれこれ、とやかく、の意》
ためらわない。無造作である。
「―・くは撃ってかかられず」〈紅葉・二人女房〉
「―・く湯殿へ行きて、はだかになりて」〈宇治拾遺・三〉
どちらともつかない。
「なほこのこと―・くてやまむ、いとわろかるべし」〈能因本枕・二〇〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android