巨山泉滴(読み)こざん せんてき

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「巨山泉滴」の解説

巨山泉滴 こざん-せんてき

1561-1641 織豊-江戸時代前期の僧。
永禄(えいろく)4年生まれ。安房(あわ)(千葉県)長安寺の嫡宗田承(ちゃくしゅう-でんしょう)の法をつぎ,師の没後同寺にはいる。将軍徳川秀忠曹洞(そうとう)宗の教えを説く。元和(げんな)9年加賀金沢藩主前田利常が妻の子々(ねね)姫(秀忠の次女)の菩提(ぼだい)寺として天徳院を創建したとき,秀忠の命で住持となった。寛永18年10月25日死去。81歳。武蔵(むさし)出身。法名は僊滴ともかく。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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