巾箱(読み)キンソウ

デジタル大辞泉 「巾箱」の意味・読み・例文・類語

きん‐そう〔‐サウ〕【巾箱】

布を張った小箱
巾箱本」の略。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「巾箱」の意味・読み・例文・類語

きん‐そう ‥サウ【巾箱】

〘名〙
① 布で張ってある小箱。〔南斉書‐陸澄伝〕
随筆山中人饒舌(1813)下「逍遙乎著書其著率小言而巻皆巾箱」

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普及版 字通 「巾箱」の読み・字形・画数・意味

【巾箱】きんそう(さう)

布張りの小箱。書籍などを収める手文庫。晋・洪〔西京雑記の序〕爾(そ)の後、洪の家火にひ、書(すべ)て盡く。此の兩卷は洪の巾箱中に在り、常に以て自ら隨ふ。故にほ在るを得たり。

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