精選版 日本国語大辞典 「市に虎あり」の意味・読み・例文・類語
いち【市】 に 虎(とら)あり
(「戦国策‐魏策」の「一人、または二人の人間が、町に虎が出ると言っても信じないが、三人まで同じことをいうと、事実は虎が出なくても信じられるようになる」という故事から) 事実無根の風説も、言う人が多ければ、ついに信じるようになるということ。また、存在しないことや偽りなどが、まことしやかにいわれることのたとえ。三人虎を成す。
※教行信証(1224)六「設末法中有二持戒一者、既是怪異、如二市有一レ虎、此誰可レ信」
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