市場魅力度(読み)しじょうみりょくど

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「市場魅力度」の意味・わかりやすい解説

市場魅力度
しじょうみりょくど

事業の評価尺度である投資収益率影響を与える外的要因として市場規模,成長率,競争 (強さ,タイプ) ,価格水準,収益性,技術,政府規制が考えられる。これらの要因に適当なウェイトづけをして集計することによって当該市場の魅力度が求められる。経営者は,この市場魅力度と自社の市場における競争的地位という情報があって,初めてその事業に対する意思決定を下すことができる。市場魅力度-市場地位という2次元を用いた事業の評価類型は,マッキンゼー・グリッドとして知られる製品ポートフォリオ分析の中で提案された。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android