市川団十郎(11世)(読み)いちかわだんじゅうろう[じゅういっせい]

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「市川団十郎(11世)」の意味・わかりやすい解説

市川団十郎(11世)
いちかわだんじゅうろう[じゅういっせい]

[生]1909
[没]1965.11.10.
歌舞伎俳優。屋号成田屋。7世松本幸四郎の長男。本名堀越治雄。 1962年 11世襲名。立役で市川家の芸を継承するとともに新作物にも成功した。

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世界大百科事典(旧版)内の市川団十郎(11世)の言及

【松本幸四郎】より

…元禄(1688‐1704)のはじめ江戸に出て,若衆方,女方,のち立役となる。1716年(享保1)に〈小〉を〈幸〉と改め,2世市川団十郎と並び称された。(2)2世 4世市川団十郎の前名。…

【若き日の信長】より

…1952年10月東京歌舞伎座初演。おもな配役は,織田信長を9世市川海老蔵(のちの11世市川団十郎),平手中務を2世尾上松緑,弥生を7世尾上梅幸,木下藤吉郎を3世市川左団次ほか。信長は父の三回忌法要の日だというのに寺に近い丘の上で村の子供らと柿を食べたりして遊んでいる。…

※「市川団十郎(11世)」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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