市村羽左衛門(12代)(読み)いちむら うざえもん

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「市村羽左衛門(12代)」の解説

市村羽左衛門(12代) いちむら-うざえもん

1812-1851 江戸時代後期の歌舞伎役者,座元。
文化9年生まれ。11代市村羽左衛門の次男。文政元年子役で初舞台。4年12代を襲名(名義7代目),江戸市村座の座元10代をつぎ,同座を再興天保(てんぽう)13年座を猿若町にうつす。所作事(しょさごと)が当たり芸で,和事(わごと),実事(じつごと)にすぐれた。嘉永(かえい)4年8月20日死去。40歳。後名は市村竹之丞(5代)。俳名家橘(かきつ)。屋号は橘(たちばな)屋。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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