希代(読み)キタイ

デジタル大辞泉 「希代」の意味・読み・例文・類語

き‐たい【希代/×稀代】

[名・形動]《「きだい」とも》
世にもまれなこと。めったに見られないこと。また、そのさま。「―の名馬
不思議であること。非常に変わっていること。また、そのさま。
浪花節咄喊とっかんする様な―な調子であった」〈漱石坑夫
[類語]絶世希有珍しい貴重珍重得難い貴い高貴大切重要異色異彩珍貴珍稀たま千金耳寄り掛け替えのない希少未曽有破天荒空前空前絶後前代未聞

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「希代」の読み・字形・画数・意味

【希代】きだい

世にまれな。稀世。唐・陳鴻〔長恨歌伝〕夫(そ)れ希代の事は、出世の才にひて之れを潤色するに非ずんば、則ち時と沒し、世に聞えざらん。

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