希釈・稀釈(読み)きしゃく

精選版 日本国語大辞典 「希釈・稀釈」の意味・読み・例文・類語

き‐しゃく【希釈・稀釈】

〘名〙 溶液に溶媒を加えて濃度を薄くすること。広義には物質の分子間隔を増大させることをいう。
※七新薬(1862)一「速に其近囲にある所の諸水液、殊に其性緩和なる者を大量に与へ、其毒を稀釈して吐出し易からしめ」
[補注]「希釈」は「稀釈」の書き換え。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android