帰服・帰伏(読み)きふく

精選版 日本国語大辞典 「帰服・帰伏」の意味・読み・例文・類語

き‐ふく【帰服・帰伏】

〘名〙 (古くは「きぶく」とも)
① つき従うこと。支配下にはいること。服従帰順降伏降参
※続日本紀‐宝亀六年(775)一一月乙巳「懐柔帰服」
仮名草子大坂物語(古活字版第一種)(1615頃)「九州四海皆関東にきふくし奉り」 〔後漢書‐李固伝〕
② 帰依すること。
私聚百因縁集(1257)二「邪魔外道世尊に向って、帰伏(キフク)する、如来方便の無辺なり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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