帰燕(読み)キエン

デジタル大辞泉 「帰燕」の意味・読み・例文・類語

き‐えん【帰×燕】

秋になって南方へ帰っていくツバメ 秋》白猫の見れども高き―かな/蛇笏

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「帰燕」の意味・読み・例文・類語

き‐えん【帰燕】

〘名〙
① 秋になって南へ渡って行くつばめ。《季・秋》 〔連珠合璧集(1476頃)〕
② 春になって南からやって来る燕。
※霞舟先生詩集(1849)春晩偶成「捲簾久待帰燕、廃巻貪看落花」 〔李郢‐江亭春霽〕

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