常例(読み)じょうれい

精選版 日本国語大辞典 「常例」の意味・読み・例文・類語

じょう‐れい ジャウ‥【常例・定ヂャウ例】

〘名〙
① いつものしきたり。きまりになっている方法、方式ていれい
続日本紀‐天平三年(731)正月乙亥「庭火御竈四時祭祀。永為常例
西洋道中膝栗毛(1870‐76)〈仮名垣魯文〉五「定例(ヂャウレイ)のふでかしが舩中徒然をなぐさむる笑ひの種となれるより」 〔北斉書‐李広伝〕
② いつものやり方。
最暗黒之東京(1893)〈松原岩五郎〉三四「同居人の或る者は屋賃を溜め置て逃亡するが常例(ジャウレイ)にして」

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デジタル大辞泉 「常例」の意味・読み・例文・類語

じょう‐れい〔ジヤウ‐〕【常例】

いつものきまったやり方。いつもきまってすること。ならわし。
[類語]習い習わし仕来しきた慣行慣例定例通例世の常世の習い例によって例のごとし如し

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普及版 字通 「常例」の読み・字形・画数・意味

【常例】じよう(じやう)れい

慣例。〔北斉書、文苑、樊伝〕(天保年~司の策問に、、當時第一と爲る。左僕射楊~曰く、才高ければ常例に依らずと。特に之れを奏用す。

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