常寂光土(読み)じょうじゃっこうど

精選版 日本国語大辞典 「常寂光土」の意味・読み・例文・類語

じょう‐じゃっこうど ジャウジャククヮウド【常寂光土】

〘名〙 仏語四土一つ常楽我浄四徳を具する法身毘盧舎那仏の住する浄土常寂光寂光土
秘蔵宝鑰(830頃)下「証此理仏亦名常寂光土毗盧遮那

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デジタル大辞泉 「常寂光土」の意味・読み・例文・類語

じょう‐じゃっこうど〔ジヤウジヤククワウド〕【常寂光土】

天台宗で説く四土の一。法身の住んでいる浄土。真理そのものを世界としてとらえた、一切の浄土の根源的な絶対界。寂光土。寂光浄土

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「常寂光土」の意味・わかりやすい解説

常寂光土
じょうじゃくこうど

宇宙の究極的真理としての仏陀が住する浄土で,永遠で煩悩もなく,絶対の智慧の光に満ちているという。四土の一つ。

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