常山焼(読み)じょうざんやき

精選版 日本国語大辞典 「常山焼」の意味・読み・例文・類語

じょうざん‐やき ジャウザン‥【常山焼】

〘名〙
① 明治初年、佐渡相川の三浦常山同地の金鉱内に産する朱泥を用いてはじめた焼物無名異焼(佐渡焼)を改良したもの。主として茶器
② 明治初年、尾張国愛知県常滑(とこなめ)の山田常山が同地産の朱泥を用いてはじめた焼物。主として茶器。

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デジタル大辞泉 「常山焼」の意味・読み・例文・類語

じょうざん‐やき〔ジヤウザン‐〕【常山焼】

明治9年(1876)新潟県佐渡の三浦常山が無名異むみょういを改良して創始した陶器朱泥しゅでい紫泥しでい系で、茶器が多い。

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